本稿はSplit Tunnel Policyの設定が適用されない場合にの対処法について記載した記事となります。
Split Tunnel Policy の概要については、こちらの記事をご参照ください。
Split Tunnel Policy に特定ユーザーの設定を入れたのにもかかわらず、通信がCato Clientからバイパスできない動作が確認されることがあります。
この場合、特定ユーザーが意図したPolicyに該当せず、うまくバイパスできていないことが考えられ、ポリシーの構成を確認する必要があります。
上位のポリシーから条件である「Users/Groups」「Platforms」「Countries」についての
判別が行われ、該当したユーザーに対しては1つのポリシーのみ適用される動作となります。
また、その後のポリシーに関しては適用されることはありません。
※Firewall Policyのように宛先ごとに振り分けられない点にご注意ください。
そのため、条件:Any のポリシーが存在する場合には、特定ユーザーのためのポリシーをAny ポリシーの上位に作成する必要があります。
この時、特定ユーザーのポリシーがAnyポリシーに該当することが無くなる点もご注意ください。
※必要に応じて、Anyルールと同様の宛先も追加してください。
補足
本記事は下記KBを参考に作成されています。
Centralized Management of Remote Traffic Routing Split Tunnel Policy