新たなSocketバージョンがリリースされた場合、各アカウントに対して配布され、
通知が行われたのちに自動でSocketのアップグレードが行われていきます。
アップグレード時にはシングル構成のSiteの場合には約5分ほどの通信断が発生する可能性があり、
HA構成の場合にはPrimary Socketのアップグレードの後にSecondary Socketの
アップグレードが行われるため数秒の瞬断が発生する可能性があります。
こちらのSocketのアップグレードはCMA > Administration > System Settingsの
Maintenance Window(メンテナンスウィンドウ)に設定している時間帯に行われます。
※Maintenance Windowの設定は各Siteに対してSiteのタイムゾーンを考慮して適用されます。
そのためMaintenance Windowには業務影響の少ない時間帯を指定することが推奨されています。
例として上記の設定では月曜日の13:00-15:00がMaintenance Windowとして設定されており、
日本のSocket Siteは日本時間の月曜日 13:00-15:00の間にアップグレードが行われ、
ロンドンのSocket Siteはロンドン時間の月曜日 13:00-15:00の間にアップグレードが行われます。
Siteのタイムゾーンを変更する場合、CMA > Network > Sites > 当該Site > Site Configurationの
Generalから変更を行うことが可能となっています。
2024年6月時点では各Siteごとに異なる時間でMaintenance Windowを設定することはできません。
補足
本稿は下記メーカーKBを参考に作成されています。
Configuring the Socket Upgrade Maintenance Window