WAN Recovery機能について

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  • No : 750
  • 公開日時 : 2024/10/02 11:49
  • 更新日時 : 2024/10/02 11:49
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WAN Recovery機能について

本機能は、万が一SiteがCato Cloudとの接続性を失った場合、インターネット経由でのVPNトンネルを使用して、
Site間のWANトラフィックの接続性を維持するSocketのリカバリ機能の一部です。
本機能はデフォルトで有効となっていますが、アカウントや特定のSiteにて無効にすることも可能です。

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本機能ではデフォルトで各Socketが全てのSocketへフルメッシュで直接DTLSトンネルを作成し、
Cato Cloudとの接続が失われた際、Socketは他のSiteとの接続を回復し、切断時間を最小限に抑えます。
下図は1台のSocketがCato Cloudから切断されている例を示しています。
このSiteではWAN Recovery機能が有効になっており、2つのSocket間でDTLSトンネルが接続されます。

 

◇Active/ActiveまたはActive/PassiveでのWAN Recovery

  • Active/Active:SocketはWAN Recovery機能のアクティブ リンクの 1 つをランダムに選択します。
  • Active/Passive:ソケットはアクティブ リンクを使用します。

◇制約事項

  • WAN Recoveryを無効化したSite Aは、Site B,Cで本機能が適用された際、
    SiteAはSite B,Cとの通信ができなくなります。
  • 本機能が有効化された際はCato Cloudをバイパスするため、
    Firewall, IPS, MDRなどのセキュリティサービスによる保護はされません。
  • 本機能はSocket v5.2以降でデフォルトで有効化されます。
    • CMAにて、アカウント全体もしくは特定Siteにて無効化できます。
  • 中国では本機能はサポートされません。
  • NATパンチングのネゴシエーションはCato Cloud経由で開始されます。
    したがって、NATパンチングを許可するには、SocketをCato Cloudに接続する必要があります。

 

なお、本機能が動作する際の詳細なアルゴリズムやCato Cloudへのトラフィックの回復方法について、
以下サポートサイトに記載されています。
WAN Recovery機能について

 

補足


本記事は下記KBを参考に作成されています。
Recovering WAN Traffic
Working with Advanced Configuration for the Account
Advanced Configurations for a Site

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