• No : 752
  • 公開日時 : 2024/10/07 14:58
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Connection SLA機能について

本記事はConnection SLA機能に関して記載した記事となります。

Connection SLAとは、ラストマイルのパフォーマンスと回復力を保証し、
UpstreamおよびDownstreamのフローに対して最適なリンクを選択します。
これに使用されるアルゴリズムは、Packet Lossや遅延、輻輳などのSLA KPIを継続的に監視し、
SLAの低下が検出されると、シームレスにフローが利用するリンクが変更されます。
詳細については、メーカKB「Part 1: The Socket Interfaces and Precedence」を参照してください。

なお、最適な回復力とパフォーマンスを得るため、Socket SiteではActive/Active構成が推奨です。

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Connection SLAには、2つの状況があります。

◇許容可能なSLA(Acceptable SLA)

  • 接続状況がこれを満たす場合、Socketは接続先PoPへの接続が継続し、
    リアルタイムのパス選択アルゴリズムにより、各フローに最適なリンクが選択されます。
  • SocketがリンクのSLA低下やヘルススコアの低下を検出すると、リンク間でフローをシームレスに移動します。
  • Active/Passive構成の場合、許容可能なSLAを持つアクティブリンクが1つでもある場合、
    Passiveリンクは非アクティブのままになります。
  • 許容可能なSLAにおけるPacket Lossの例

 

◇許容できないSLA(Unacceptable SLA)

  • 全てのActiveリンクが設定された時間範囲にわたってSLAを満たしていない場合、
    許容できないSLAとみなされ、接続の問題を修復するためのアクションを自動的に実施します。
  • 設定内容に応じて、SocketはPassiveリンクをアクティブ化するか、
    全てのリンクがSLAを満たしていない場合には別のPoPへの接続を試行します。
  • 許容できないSLAにおけるPacket Lossの例

 

なお、本機能の詳細やSLA閾値の定義方法については、以下サポートサイトに記載されています。
Connection SLA機能

 

補足


本記事は下記KBを参考に作成されています。
Configuring the Connection SLA Settings